SAKURA project誕生のきっかけ

桜の代表格である「染井吉野」は、接ぎ木によって増殖され、全ての個体が同じ遺伝子を持つクローンです。
日本の桜が桜前線と呼ばれる気候変化によって同じタイミングで一斉に咲いて、一斉に散るという特徴は、
クローンによって増殖されたことが大きく影響しています。

 

一般的に「染井吉野」は短命であると言われています。
植えてから20-30年ぐらいがもっとも樹勢が旺盛で、その後50-60年ぐらいで枯れるという
「染井吉野短命説」は広く知られています。
実際「染井吉野」の樹木としての寿命は、他の樹木に比べて特別短いわけではありません。
しかし植樹から20-30年で見頃となる「染井吉野」は、その後花つきが悪くなり、花見の対象としての寿命が尽きます。
先述したクローンであることも、花つきの悪化を顕著にする要因となっています。

 

日本の花見の歴史は古いように思われていますが、現在全国で植栽されている「染井吉野」の古木の多くは、
第二次世界大戦以後に植栽されたもので、ちょうど団塊の世代とほぼ同じ年齢です。
戦後の日本人のように「染井吉野」も平均寿命を延ばしてきましたが、
多くの「染井吉野」を未来の子供達に残していくには手入れや、植え替えが必要です。

 

「一度は見てみたい」と世界から注目される日本の桜を未来永劫美しいままで残すため、
私達SAKURA Projectは「美しい日本の桜を未来の世界へ」をコンセプトに立ちあがりました。